銀歯ってどうやって作るの?
2023年01月7日
こんにちは!歯科医師の津田です!
あけましておめでとうございます🎍
今年もよろしくお願い致します。
みなさんお口の中に銀歯は入っていますか?
2023年一発目の今回は保険診療の銀歯がどうやってできるのかお話ししていきます!
まず銀歯とは金属の被せ物です。歯の病気で治療が行われたあとに失った歯質を補うものになります。当院での銀歯は主に銀またはチタンで作ったものを使用してます。
銀歯の作り方をご紹介していきます。
歯科医師が歯の形を被せ物が入る形に削った後、
①印象採得
粘土のような材料で型をとります。
噛み合わせをみるため上下どちらもとります。
②石膏模型製作
型をとったらそこに石膏を流して模型を作ります。
③模型製作
歯科技工士さんに送って模型を銀歯が作れるように模型を細工し、咬合器に模型を装着して噛み合わせを再現します。
④ワックスアップ
銀歯が入るところの模型にワックスで歯の形を作っていきます。
噛み合わせなどもあわせていきます。
⑤ワックスを金属に置き換える
金属を流し入れる鋳型を作ります。まずワックスに金属を流し込む通り道をつけます。
筒にワックスを入れて石膏を流し入れて鋳型を作ります。
これを電気炉に入れて高温でワックスを溶かします。溶けた空間に金属を流し入れます。
そしてしばらくして固まった金属を取り出します。
⑥金属の処理
金属に表面処理を行います。
あとは研磨をしてピカピカにします。
そして模型上で噛み合わせなど確認します。
こうして労力と時間をかけてできた銀歯が患者様のお口の中に入ってくることになります✨
金属は割れづらく歯の細かい形態も再現される面ではいいのですが、見た目が銀なのと汚れがつきやすかったりします。
メリットデメリットを踏まえた上で保険診療で銀歯を被せるか選択していただければと思います!