歯ぎしり、食いしばりについて
2022年08月24日
こんにちは!保育士の伊藤です。
暑い日が続いていますが、体調に気をつけてお過ごしください!
今日は歯ぎしり、食いしばりについてお話します!
朝起きたときに顎が疲れていたり、だるさなどの症状がでることはありませんか?
歯ぎしりや食いしばりが原因で、お口や身体の健康に影響を及ぼしていることもあります!
歯ぎしりというと、睡眠中に歯が強く擦れ合って「ギリギリ」と音が出る状態のことを思い浮かべると思います。
睡眠中の歯ぎしりは無意識に行うため力強く、歯や顎へのダメージも大きなものです。 このギリギリと歯を擦り合わせる状態を『グラインディング』と呼び、一般的に歯ぎしりと呼ばれているのは主にこのタイプです。 歯ぎしりは、このグラインディングと「ググッ」と上下の歯を強く咬みしめたり食いしばる『クレンチング』、「カチカチッ」と歯をすばやく打ち鳴らす 『タッピング』の3つに大別され、人は眠っているときに限らず昼間でも無意識に歯ぎしりを行っています。
原因は人によって違いますが、最も有力な原因が「ストレス」によるものです。
強いストレスによって無意識に顎に力が入ったり、歯ぎしりすることでストレスを発散しようとしたりします。
他にも、何かに集中するあまり歯を食いしばっていたり、歯並びの悪さなどで噛み合わせが安定せず歯ぎしりをしてしまっていたり、アルコールやタバコ・逆流性食道炎などの疾患の影響など、様々な原因が考えられます。
歯ぎしりや食いしばりを放っておくと、顎関節症、歯周病の悪化、歯の摩擦・割れ、肩こり、頭痛、歯並びなど様々な不快症状を引き起こしてしまう恐れがあります。
歯ぎしりや食いしばりの予防には、日中であれば症状が出ていないか意識してみたり、頬のあたりをマッサージしてこわばりを取るといったことも大切です。
また、症状が重い場合もありますので、自己判断せずに歯の治療を兼ねて歯科医院へご来院いただくことをお勧めいたします!
当院では実際に患者様のお口の中を拝見し、お掃除をした上で型どりをして、就寝時に装着して歯ぎしりの負荷を和らげるマウスピースを作製します!
しかし、マウスピースはあくまでも歯を衝撃から守るものであり、根本的な原因である歯ぎしりや食いしばりをなくすことはできません。
なので、マウスピースを使いつつ歯を離す意識をしたり、マッサージをするようにしましょう!
マウスピースが適応かどうかは1度お口の中を診させていただいてからの判断になりますので、是非ご相談ください!