自分にあった歯磨剤の選び方
2021年07月19日
皆様、はじめまして!
歯科衛生士の沖村です!
毎日ジメジメとした日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。☔️
ところで皆様はどんな歯磨剤(歯磨き粉)をお使いですか?
今回は、[自分に合った歯磨剤の選び方]についてお話ししていこうと思います!
▶︎歯磨剤はそもそも使ったほうがいいの?
日常的に歯磨剤は使われているので、使用する以外の選択肢がない方が多いかと思います。
ではなぜ歯磨剤を使用していますか??🤔
ここで歯磨剤の効果を見てみましょう!
🦷歯磨剤の効果🪥
○虫歯を防ぐ
○歯周病を防ぐ
○ステイン(着色汚れ)を落とす
○口臭を予防する
○歯垢をつきにくくする
○知覚過敏を予防する
実はこんなにも様々な効果があります!
歯ブラシだけでも汚れは落とせますが、歯磨剤を使用した方がより効果的なので使用する事をお勧めしています!
▶︎歯磨剤には何が入っているの??
歯磨剤には汚れを落としてくれる「研磨剤」やお口の中全体に歯磨剤を運んでくれるための「発泡剤」、その他に「香料」「保存料」「粘結剤」など基本的な成分が配合されています。
この基本成分に加え歯周病、虫歯を予防してくれたり知覚過敏を予防したり、汚れを分解してくれたりと薬用成分が加わった物があります!
▶︎自分に合う歯磨剤の選び方
さて、前置きが長くなりましたがここからが本題です!
自分のお口の状態にあった歯磨剤の選び方を当院で販売している歯磨剤でご紹介します!
市販でお探しの方にそれぞれの効果のある成分を載せるので探す時に歯磨剤の裏面を見て参考にしてください!
<虫歯を予防したい😈🦷>
[大人のトータルケア]
こちらは虫歯を予防して歯を強くしてくれる「フッ素」が1450ppmと高い濃度が入っています!(歯磨剤に入れる事のできるフッ素の最大濃度は1500ppm)
その他にも色々な効果があるので、悩みが沢山ある方はこちらをお勧めします!
○市販でお探しの方
・モノフルオロリン酸ナトリウム
・フッ化ナトリウム
<歯周病を予防したい🦷>
[システマ デンタルペーストα]
歯に付着するプラークは強力な膜(バイオフィルム)に覆われているため簡単にはプラークまで殺菌成分が行き届きません。
ですがこの歯磨剤は、イソプロピルメチルフェノールという成分が入っているので、バイオフィルムを通過し中のプラークまで殺菌作用が行き届きます!
歯周病の原因は、プラークや歯石なので殺菌作用のあるこちらの歯磨剤がおすすめです!
○市販でお探しの方
・トラネキサム酸
・塩化ナトリウム
・トリクロサン
・塩化セチルピリジウム
・塩化ベンゼトニウム
・グリチルリチン酸
・イソプロピルメチルフェノール
<ステイン(着色汚れ)🚬☕️🍷を落としたい>
[B +]
こちらは天然由来の成分で作られている安心安全な歯磨剤になります!
サンゴが着色汚れを吸着してくれます。
フッ素などに抵抗がある方にもとてもお勧めです!
[ルシェロホワイト]
ステインを落としてくれる歯磨剤には強力な研磨剤が入っている物が多く、長く使用していると歯が少しずつ削れて知覚過敏になったり、逆に着色がつきやすくなったりする恐れがあります。😧
ですが、こちらは歯と同じ硬さの研磨剤が入っているので削れる心配がなく、知覚過敏が心配な方にもおすすめです!
フッ素の濃度も高めなので虫歯も予防できます!
○市販でお探しの方
・ポリリン酸ナトリウム
・ポリエチレングリコール
<知覚過敏を予防したい🥶>
[システマ センシティブ]
こちらは、知覚過敏に効くとされている成分が両方入っています!
フッ素もたくさん入っているので、虫歯と知覚過敏を予防したい方にお勧めです!
○市販でお探しの方
・乳酸アルミニウム
・硫酸カリウム
<歯磨剤の泡立ち、研磨剤による歯の削がれ気になる方>
[バトラー デンタルリキッドジェル]
こちらは歯間ブラシにつけるのもお勧めです!
当院では、メインテナンス時に歯科衛生士が患者様一人一人に合った歯磨剤や歯ブラシなどをお伝えできるので是非お声がけ下さい!
歯磨剤を上手く活用し、理想のお口の中を手に入れましょう🦷✨