詰め物、被せ物について
2019年07月24日
皆さんこんにちは!歯科衛生士の吉田です(*^_^*)
今回は保険診療で使われる詰め物、被せ物についてお話します!
虫歯治療における詰め物や被せ物というのは、保険診療でも実施することができます。詰め物は比較的小さな虫歯に対して行われる治療で、被せ物はかなり重症度の高い虫歯に対して行われる治療です。
専門的には詰め物がインレー、被せ物がクラウンと呼ばれています。
▷詰め物(インレー)
①銀色の金属素材
主に奥歯の詰め物として使用される銀色の金属のインレー。
「金銀パラジウム合金」という金属が使用される。
<メリット>
・金属なので強度が強く、強い力のかかる部位にでも使用できる
・保険適用の場合は安価
<デメリット>
・金属なので見た目が良くない
・時間が経つと金属が錆びて溶け出し、歯や歯ぐきの変色、金属アレルギーなどを引き起こす可能性が高い(錆びにくい金属である貴金属は、保険では使えない)
▷被せもの(クラウン)
①硬質レジン(歯科用プラスチック)
<メリット>
・色が歯に似ているので見た目が良い
・金属を使用しないので、金属の溶け出しによる歯や歯ぐきの変色、金属アレルギーがない
・保険適応なので安価
<デメリット>
・時間が経つと変色する(見た目が悪くなってくる)
・強度が強くないので、奥歯など強い力のかかる部位には向かない場合がある
・すり減りやすい
・汚れ(プラーク)が付きやすい
・保険の適応範囲は前歯・犬歯のみで、奥歯には適応されない(ただし、歯科医師が噛み合わせの力に耐えうると判断した場合に限り小臼歯まで可能)
②金属冠(銀歯)
金属冠(銀歯)冠全体が金属で出来ている、いわゆる「銀歯」。保険でクラウン(差し歯)を作る場合には、基本的に前から4番目以降の歯はすべてこの金属冠(銀歯)
<メリット>
・金属なので強度が強く、強い力がかかる部位にでも使用できる
・保険適応なので安価
<デメリット>
・金属なので見た目が良くない
・時間が経つと金属が錆びて溶け出し、歯や歯ぐきの変色、金属アレルギーなどを引き起こす可能性がある
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
詰め物、被せ物でお困りの方がいらっしゃいましたら、是非一度当院にてご相談ください!