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orcoa(オルコア)について

2022年04月18日

こんにちは。保育士の石野です(*^-^*)

4月前半は気温の変化が大きく、体調管理が大変でしたね。

 

今日は、「orcoa(オルコア)」についてお話したいと思います。

「オルコアってなに?」と、あまりなじみのない方もいらっしゃいますよね。

オルコアとは口腔内細菌検査装置で、口腔内から検体を採取し、歯周病菌の親分であるP.g.(ポルフィロモナス・ジンジバリス)を測定できるPCR装置です。

コロナウイルスの検査でもよく耳にするPCR(遺伝子検査)ですが、全ての生物は特定の遺伝子(DNA)を持っているので、ターゲットとする遺伝子を増幅させて検体の中に菌がいるかを判定することができます。つまり、オルコアでPCR検査をすることで口腔内に歯周病菌(P.g.菌)がどのくらいいるのかを測定することができ、それによって歯周病の状態を数値化することが可能になります。

 

これまでの細菌検査は時間も費用もかかるものでしたが、オルコアはP.g.菌に絞ることでたったの45分でコストを抑えて検査をすることができるのです!!

 

では、簡単に歯周病についてもお話したいと思います。

私たちの歯は、その周辺を歯肉・セメント質・歯根膜・歯槽骨の4つの組織で囲まれており、これらの組織はまとめて「歯周組織」と呼ばれています。歯周病はお口の中の細菌(歯周病菌)が歯周組織に感染して起こる炎症の総称で、炎症の進み具合によって「歯肉炎」と「歯周炎」の2つに分類されます。歯周病は、はじめに歯肉内に炎症が起こる歯肉炎を発症し、さらにそこから歯周炎へと病状が進行していきます。

歯肉の表面にプラーク(細菌の集合体)が停滞すると、プラーク内に生息する歯周病菌が歯肉を刺激して炎症が生じます。これが歯肉炎と呼ばれる歯周病の初期段階です。歯肉炎は、その炎症が歯肉のみに生じており、その内側の組織への細菌の感染はみられません。したがって、この段階で適切な処置をおこなえば、歯肉を元の健康な状態へと回復することができます。

歯肉炎の状態が長く続くと、その炎症が歯肉の内側の組織まで広がる歯周炎を発症します。歯周炎は一度かかると元の健康な歯肉へと戻すのは難しく、その治療は病状の進行を食い止めることと、再発を抑えることを目的に行っていきます。

 

オルコアでの検査方法は、検体採取具(歯間ブラシのようなもの)を歯と歯の間に挿入しプラークを採取します。あとは専用の希釈液を使用し測定を開始します。これでプラーク中のP.g.菌数を知ることができるのです。

 

歯を失う一番の原因は「歯周病」と言われています。

歯周病は早期発見と早期治療が肝心です。

ご興味ありましたら、お気軽にお問い合わせください(^-^)

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