「顎が痛い」
「口が開けづらい」
「頭痛・肩こりが酷い」
「顎がカクカク音がして痛い」
これらの症状のうち、
どれか一つでも当てはまるようでしたら、
顎関節症の可能性があります。
参考までに、私が属している「顎咬合学会」で作られた、簡易問診表を掲載します。
これに当てはまる人は、顎関節症の可能性が高く、歯科医院での検査をお薦めします。
咬合スコアとは日本顎咬合学会が作った噛み合わせのセルフチェックシートです。
下記の質問のうち回答肢であてはまるものにチェックを付け、「点数をチェックする」ボタンを押してください。
最近1ヶ月についておたずねします | |||
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ほとんどない | 少しある | ある | |
1噛み合わせの位置が定まらないと感じたことはありますか? |
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2口が思うように開かなかったり、顎がスムーズに動かないことがありますか? |
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3噛み合わせの高さに不満を感じたことがありますか? |
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4自分の歯並びが気になることがありますか? |
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5歯ぎしりや歯を強く噛みしめる癖がありますか? |
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6左右どちらか一方で噛むくせがありますか? |
あなたの咬合スコアの合計は点です。
このチェック表で、すべての噛み合わせの異常が発見できるわけではありません。また、チェック表で9点以上になった場合でも治療が必要とは限りません。治療の内容などは一人ひとり異なります。お近くの本会会員にご相談ください。これらの項目以外であっても気になることがあれば、お近くの本会会員にお気軽にご相談ください。噛み合わせだけでなく健康なお口を維持するために、定期的に歯科医院を受診しましょう。
顎関節症は「噛み合わせの悪さ」・「生活習慣」・「ストレス」・「姿勢の悪さ」など様々な要因により、顎を中心として関節や筋肉などが不調和を起こして生じます。(これらいくつかの要因が合わさっているケースが非常に多いです。)顎関節症を治すには、まず思い当たる部分から解決していく必要があります。
当院には、顎関節症に精通した日本顎咬合学会のドクターが在籍しておりますので、安心してご相談ください。
お口の中の状態・お体の状態を記録します。
以上のデータを統合し顎関節の状態を把握し、問題の原因を調べます。
基本的には開口訓練、筋伸展訓練、咀嚼筋マッサージ、悪習慣の是正(食生活、立ち姿勢、座り方、寝方、くいしばり、歯ぎしりなど)を行っていきます。その上で下記の治療も状態によって組み合わせていきます。
また、最近では顎関節症の原因として「歯列接触癖(TCH)」という状態が注目されています。
歯列接触癖とは、口を閉じているときに、無意識に上下の歯を軽く持続的に接触させる癖をのことを言います。パソコン作業など何かに集中しているときや、ストレスを感じている時に起こりやすくなります。
くいしばりや歯ぎしりのような強い力ではなく、上下の歯が軽く触れるだけですが、それが1日何時間にも及ぶことで顎関節や咀嚼筋(そしゃくきん)に大きな負担がかかり、顎関節症が起こりやすくなると考えられています。また、歯の痛みや歯周病、肩こりなどを招くこともあります。
当院ではこの症状にも積極的にアプローチしていきます。
ボツリヌス治療は、筋肉に天然のたんぱく質を注射することで、筋肉をリラックスさせる治療法です。噛む力が弱くなるため、顎関節症の痛みの軽減、歯ぎしり・食いしばりの改善が期待できます。その他「副次的効果」として、ガミースマイル(歯茎の露出)の改善もできます。
費用・素材の特徴に関しては料金表をご参照ください。