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カリエスとは何か?

2023年02月11日

こんにちは、歯科衛生士の田村です。

今回は、「カリエスとは何か?」についてお話していきたいと思います!

皆様はカリエスという言葉を聞いたことはありますか?

【カリエス】
歯科用語でカリエスとは虫歯のことをいいます。
Cと略して書き、虫歯の進行状況によって5つに分類されます。

これから虫歯の原因と、進行について説明していきます。

【虫歯の原因】
虫歯の原因には「細菌」「糖質」「歯の質」の3つの要素があります。この3つの要素が重なった時、時間の経過と共に虫歯が発生します。

「細菌(ミュータンス菌)」
・虫歯の原因はプラークです。プラークとは細菌の塊のことで、歯垢とも呼ばれます。プラークの中にいるミュータンス菌をはじめとする細菌が酸を作り、その酸により歯が溶けて虫歯になります。

「糖質」
・細菌は糖質(特に砂糖)を栄養にして増殖します。間食が多い人や、ジュースやお菓子をよく摂る習慣がある人は、歯が酸にさらされる時間が長いため虫歯になりやすくなります。

「歯の質」
・歯の表面はエナメル質という硬い層で覆われています。口の中が酸性になった時、エナメル質が溶けだす「脱灰」という現象が起こり、溶けだしたエナメル質はその後、「再石灰化」によって修復されます。このサイクルが崩れてしまうと虫歯になりやすくなるのですが、歯の質によっては、再石灰化の力が弱い方もいます。
また歯の質以外にも、「歯の形」や「歯並び」が悪いと磨き残しが発生し、虫歯になりやすくなります。

【虫歯の進行】
・虫歯は進行状況によって、C0〜C4の段階に分けられます。

「C0」初期の虫歯
表面のエナメル質が溶け始めている状態です。歯に穴は開いていませんが、白く濁った色をしています。

「C1」エナメル質の虫歯
C0の状態からさらに進み、エナメル質の表面が溶けている状態です。歯の表面に穴は開いていますが、痛みなどの自覚症状が現れることはありません。

「C2」象牙質の虫歯
エナメル質の内側にある象牙質にまで虫歯が進んでいる段階です。エナメル質の虫歯とは異なり、冷たいものや甘いものがしみるようになります。また、歯質の欠損も大きくなることから、多くの方がこの段階で虫歯に気づくことになります。

「C3」神経まで進んだ虫歯
ここまでくると、虫歯は歯の神経まで進んでいきます。C3は、虫歯全体の中で最も強い痛みが現れる時期ともいえます。

「C4」歯冠が崩壊した虫歯
歯の頭の部分が溶けてしまい、歯の根っこまで虫歯が進行した状態です。歯の神経が死んでしまっているので、ここまでくると痛みが出ることはありません。

これらが虫歯の原因と進行状況です。

お口の健康を保つためには、虫歯の早期発見・早期治療がとても重要です!定期的なクリーニングでチェックする他にも、「最近、歯がしみるな〜」「甘いものを食べと歯が痛むな」などの症状を放切です。

気になる事がある方は是非、さとう歯科にお越しください!

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