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シーラントについて

2022年11月21日

こんにちは、歯科医師の飯田です。

今回はシーラントについてお話ししていきます。
まずはこちらの画像を見てください。
ちらの図は横軸が歯の生える時期で、縦軸が歯が生え始めてからの、虫歯のなりやすさについての図になります。この図の中で曲線が二つありますが咬合面と書いてある方が歯の噛む面で隣接面と書いてある方が歯と歯の間のことを指します
咬合面は噛む面なので歯が生え始めてからの虫歯のリスクが上がります。しかし歯の生え始めはまだ歯石灰化が完了しておらず虫歯になりやすい状態です。
一方隣接面は歯と歯の間なので生え始めても隣の歯と接していないので虫歯になりにくいのです。
つまり石灰化が進んでしまえば虫歯のリスクは下がります。
そこで、シーラントはまだ石灰化が弱い状態の歯の虫歯になりやすい咬合面の溝を埋める事で石灰化が進むまでの間虫歯になりにくくするためのものになります。
図の①のようにシーラントで埋めてあげれば細菌に接触しなくなるので左にずれ②のようにシーラントがなくなってしまってもしっかり石灰化が終わっていれば虫歯リスクも下がります。
シーラントのやり方は歯を削ったりする事が無いので削る樹脂またはセメントで歯の溝を埋めます。
まず歯の表面をきれいにします。
次に歯の虫歯になりやすい溝に材料を流して固まったら終わりです。
シーラントをやる時期は子供の歯で奥歯が生えていてお口の中での治療ができる年齢になればできるようになります。
大人の歯でも生えたての奥歯は石灰化が甘いのでやる事をお勧めします。
シーラントのデメリットとしては、シーラントの下に虫歯ができた時はわかりにくいことと、剥がれてしまうことです。
シーラントをしていても日ごろの歯磨きができていないと結局虫歯になりやすくなってしまうので、患者様の虫歯ができないお手伝いをできる日をお待ちしております。

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