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根管治療の自費と保険の違い

2021年09月6日

こんにちは、歯科医師の堀井です!

今回は根管治療における自費治療と保険治療の違いについての内容です。

そもそも根管治療とはどの様な時に行う処置なのでしょうか。

歯が痛い時や、歯茎がが腫れて膿が出ている時に根の治療を受けたことがあるかもしれません。

根管治療は虫歯が進行してしまった歯を抜かずに残すための治療です。

同じ根の治療でも歯の状態によって少しずつ内容が変わります。

まずは根管治療の種類を3つ紹介していきます。

 

抜髄

歯の中には歯髄と呼ばれる神経や血管を豊富に含む組織があります。

虫歯の進行によって歯髄に細菌感染が生じると、歯髄炎という状態になります。

歯髄は周りを硬い歯によって囲まれているため、

炎症がおこると強い痛みを感じ、また自然には治りません。

なので痛みを取り除くために、炎症が生じている歯髄を取り除く抜髄という処置を行います。

この抜髄が根管治療の一つ目です。

感染根管治療

歯髄炎の状態を放置していると、歯髄が死んでしまい、

歯の根の中に細菌やその毒素が蓄積していきます。

死んだ歯髄には血流もなく体の防衛反応も及びません。この状態を感染根管と言います。

感染根管内の様々な為害性物質は、根っこの先から体の中に流れ出し炎症を引き起こします。

根っこの先の炎症は根尖性歯周炎と呼ばれ、感染根管治療が必要となります。

また感染根管の状態で放っておくと細菌によって歯の内部や歯を支える骨が溶け、

いずれは抜歯をしなければなりません。

 

再根管治療

根管治療後の歯が虫歯になってしまったり、被せ物の隙間から細菌が入ってしまうことで

再び根っこの先に炎症が生じてしまった場合に再根管治療を行います。

 

歯髄炎も根尖性歯周炎も細菌感染によって生じます。

 

根管治療で大切なことは、根管内にいる細菌をできるだけ消毒すること、

新たに根管内に細菌を侵入させないことです。

そのためには根の治療をする際に、

ラバーダムと呼ばれるゴムのマスクを歯につけて治療する必要があります。

ラバーダムをした状態で、根管の拡大・清掃・洗浄を行い、

細菌を減らした状態で根管内をしっかりと封鎖し、細菌が再び侵入しないようにします。

ひと言に消毒といっても、歯髄が入っている「根管」は細かく枝分かれしていてとても複雑です。

さらに、細菌は歯の内部で10倍、100倍、1000倍と増殖していきます。

 

適切な根管治療をしなければ、

治すどころかあっという間に細菌が増殖してしまい、症状はさらに悪化してしまいます。

そのため根管治療の成功率は、処置する術者の技術や設備によって大きく変わってきます。

 

当院の自費治療ではCTやマイクロスコープなどの使用はもちろんですが、

根管治療に精通した専門のドクターが処置を行います。

 

CTやマイクロスコープ、ラバーダムを使い、

専門医が時間をかけて丁寧に行う根管治療の成功率は、

保険診療とは比較にならないほど成功率が高いと報告されています。

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