ヒューマンブリッジ
2020年02月3日
みなさんこんにちは。
事務の及川です。
本日は、ヒューマンブリッジについてお話させていただきます。
ヒューマンブリッジは、支台歯の削除量が極めて少ない、体に優しい欠損補綴の選択肢の一つです。
隣り合った歯を必要最低限しか削らず、手術なども必要ないため、入れ歯、ブッリジ、インプラントに次ぐ第四の選択肢として注目されています。
ヒューマンブリッジとは?
ヒューマンブリッジは驚くほどダメージが少なく、何よりも歯にとって一番大切なエナメル質を残して装着可能です。
支台歯の削除量が極めて少ない固定性のブリッジです。従来のブリッジは歯のエナメル質を大きく削り取るため、
大きなダメージが欠点でしたが、ヒューマンブリッジは驚くほどダメージが少なく何よりも歯にとって一番大切なエナメル質を残して装着可能です。
歯のアンダーカットを積極的に利用しているため、単に接着しているだけではなく、従来の歯科治療では考えられなかったような3次元的に計算された構造となっています。また、短時間で装着可能で、心臓病、高血圧、糖尿病など、インプラント非適応症の患者さんにも施術可能です。
インプラントとブリッジの中間的な位置付けの補綴方法です。
ヒューマンブリッジの特長
- 隣り合った歯をほとんど削らない
隣り合った歯をほとんど削らないため、残った歯に対するダメージを最小限にできます。
- 麻酔・痛みない・手術不要
歯をほとんど削らないため、痛くない、無麻酔で処置できます。インプラント治療のような外科的な手術も不要です。(症例によっては麻酔が必要な場合もあります)
- インプラント治療ができない方へ
心臓病、高血圧、糖尿病、手術が怖い、他、何らかの事情によりインプラント治療ができない方にもヒューマンブリッジは対応できる場合が多くあります。
- 取り外す必要がありません
接着剤で固定するため、取り外しの手間がかかりません。また、固定式のため、噛む機能が高く、外れ落ちにくいです。
- 異物感が少ない
基本的に隣り合った歯の噛み合う面は削らないので、装着時の違和感が少ない。
- 対応する症例条件
少数の歯の欠損に対する幅広く対応することが可能です。
ヒューマンブリッジの治療手順
① エナメル質の表面に、奥歯の場合は小さなくぼみを1箇所ずつ作ります。前歯の場合は、2箇所ずつ細かい溝を作ります。この時の溝やくぼみの深さは0.5~0.7mmですので象牙質が露出することはありません。
② 型取りをしてヒューマンブリッジのパーツを製作し、パーツを接着剤で装着していきます。この時にパーツは3次元的に歯にはめ込む形になるため、単に接着剤でつけるよりも、より強固なものになります。
③ 両隣にパーツが装着された状態です。前歯の場合には、裏側に金属が来るため、前から金属は見えません。
④ 歯の無い部分に人口の歯を接着剤と共にはめ込み完成です。
健康な歯は削るのは避けたい、インプラント手術も避けたいという悩みを抱えている方には適していると思いますので、お気軽にご相談下さい。