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虫歯の治療とその後

2019年06月8日

こんにちは!
歯科衛生士の田村です。
最近気温が高い日が続いていますが、皆様はいかがお過ごしですか?

さて今回は、虫歯の治療についてと治療後についてお話していこうと思います!
虫歯の治療にはいくつか種類があり、虫歯の大きさや程度によって異なります。
まずは虫歯の進行度について説明します。
虫歯の進行度は大きく分けると5つに分類されます。一つ一つ見ていきましょう。

①CO(シーオー)
虫歯菌の出す酸によってエナメル質表面が少し溶かされ歯の表面が白っぽくなる状態を言います。虫歯前病変や要観察歯といって、歯磨き粉に含まれるフッ素などで治療せずに治すことができます。
②C1
エナメル質のみの虫歯です。痛みがでることはほとんどありませんが、穴があいている状態なので治療が必要になります。
③C2
エナメル質を超えて象牙質まで達した虫歯です。この頃から冷たいものがしみたりなど、痛みを感じてきます。
④C3
象牙質からさらに神経まで進んだ虫歯です。
神経まで進行すると、何もしなくてもズキズキ痛んだり、温かいもので痛みを感じてきます。
⑤C4
虫歯が進行してしまい、歯の頭の部分が崩壊してしまっている状態です。ここまでくると神経も死んでしまっているので痛みを感じることはありません。

このように、虫歯は進行によって大きさも程度も異なるので、進行によって治療方法も変わっていきます。

まずはC1やC2などの比較的小さい虫歯の場合は、コンポジットレジンを使って治療をすることができます。コンポジットレジンとは光を当てることで固まるプラスチック樹脂材料です。柔らかい粘土のような材料なので、どんな形の虫歯でも、虫歯を削り取ったらその穴に直接

詰めることができます。
コンポジットレジンは1回で治療をすることができ、白く目立たずに虫歯を治療することができるので、小さい虫歯におすすめです!

次に、C2やC3の場合です。
C2はコンポジットレジンで治すこともできますが、虫歯の大きさによって歯を削る部分が多くなってしまい、コンポジットレジンでは補いきれない場合があります。このような中程度の虫歯の場合は削る部分が大きくなるので、金属やセラミックの詰め物で治療をしていきます。これを入れることで、治療後もしっかりとした噛み合わせを得ることができます!

次に、C3やC4の場合です。
虫歯が大きくなってしまった場合は歯の神経の治療が必要になります。神経の治療とは、歯の神経を取った後に根の中をきれいにしてから神経の代わりに薬を詰めていきます。
歯の根元はしっかりきれいにしなければ再発してしまう可能性もある為、時間を掛けてしっかりと治療をしていきます。ですので、治療が終わるまでにどうしても期間がかかってしまいます。
また、神経の治療後はその上に歯の土台や被せ物をいれる必要があります。
C4の根だけ残された虫歯の場合は、抜歯をせざるを得ない可能性もあります。
抜歯後は入れ歯やインプラント、ブリッジなどで抜歯箇所を補います。

このように、虫歯の治療には様々な種類がございます。

虫歯を治療した歯は、汚れが溜まってしまうと詰め物の下から再度虫歯になることもあります。ですので、治療後や治療中もご自宅でのセルフケアや歯科でのメインテナンスがとても大切です!

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