MRC(筋機能矯正)について
2019年05月12日
こんにちは☆
歯科助手の川上です。
GWが終わってそろそろ新生活にも慣れてきた頃、だいぶ暖かくなって過ごしやすくなりましたね。
今日はMRC(筋機能矯正)についてお話したいと思います。
間違った舌の位置(低位舌や舌が前に出る舌の突出)や口呼吸のような筋機能癖は歯並びや顎の成長・発育に大きく影響があることをご存知でしょうか???
今、日本人の半数が、小学生以下では8割近くが口呼吸と言われています。間違った舌の位置や口呼吸のままですと、顔の成長・発育や歯列の成長・発達の妨げとなります。
MRC(筋機能矯正)とは、マウスピース型の筋機能矯正装置を使用して、アクティビティ(トレーニング)をすることで、お口の周りの筋肉を矯正し、歯を本来の位置に誘導してお子様の不正咬合を治す筋機能矯正治療です。顎の骨が柔らかい小児期に装着することで、「歯を抜かず」矯正することができます。お口周りの筋機能を改善することで、理想的な咬合状態に誘導します。口呼吸の改善にも有効です。
筋機能矯正装置とは、お子様の歯が乳歯から永久歯へと生え変わる時期、混合歯列期(おおよそ6歳〜12歳)に使用するマウスピースタイプの矯正器具です。取り外しが出来る器具なので、お子様への負担感も少なく済みます。
●T4Kトレーナーとは
上顎前突・過蓋咬合に適応され、お口周辺の筋肉の訓練を目的に作られています。T4Kトレーナー・マイオブレイスは毎日、日中の1時間以上と就寝時に使用します。
①トゥースチャネル
前歯を整列させます。
②タンタグ
舌を積極的に訓練します。
③タンガード
舌突出を止めます。
④リップバンパー
下顎の活性を抑えます。
⑤翼状ベース
顎関節を脱力させます。
●BWSとは
舌のスペースを得るためにこの治療において必須のものです。
T4Kトレーナー・マイオブレイスの効果
・下顎前歯の唇側(前方)への移動
・上顎前歯の唇舌側(前方・後方)への移動
・上下顎前歯の叢生(ガタガタ)、捻転、位置異常の改善
・上下顎歯列弓の側方への拡大
・口腔周囲の筋機能の改善
・口腔習癖の除去
などがあげられます。
現在の日本での小児矯正は、悪い歯並びをブラケット(ワイヤー)を使って、外からの力を加えて意図的に歯並びを整えていきます。つまり、歯並びが悪くなった後からのアプローチです。
当院が行っているマイオブレース小児矯正は、悪くなる前に、もしくは原因を取り除くことで悪くなってしまった歯並びを整える、治療法です。
「結果」へのアプローチか、「原因」へのアプローチか。これが一番の違いです。
悪くなった後に行う矯正治療ではなく、歯並びが悪くなる原因を改善し、歯並びだけでなく、身体の健康までを追求する、マイオブレース小児矯正をお勧めします。
MRCについてのご相談は、分院 船橋こども歯科にて受付ております。
船橋こども歯科HP
https://www.funabashi-kodomo-dc.com/