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知覚過敏について

2023年07月29日

みなさんこんにちは!歯科助手の幾田です‼︎🦷✨

厳しい暑さが続きますが、いかがお過ごしでしょうか。

暑いので冷たいものが欲しくなりますよねっ🍧🧊

今回は知覚過敏についてお話しします。

◉知覚過敏ってなに?

知覚過敏とは、歯ブラシの毛先が触れたり、冷たい物や甘い物、風に当たった時などに歯に感じる一過性の痛みで、特に虫歯や神経の炎症などの病変がない場合にみられる症状のことをいいます。

◉知覚過敏の原因

歯の表層にあるエナメル質には神経がなく、冷たい物 でしみたり、歯を削っても痛みを感じることはありません。
エナメル質の内部には象牙質があり、さらに内部に歯髄(歯の神経)があります。
象牙質に刺激が加わると、象牙細管という管を通って刺激が歯髄に伝わり、痛い、しみるといった症状を感じます。
虫歯でなくても、様々な原因でエナメル質の内部の象牙質が露出することで、しみるように感じる知覚過敏の症状が現れます。

知覚過敏には様々な原因があります。

・強い力でゴシゴシと歯磨きしている
・歯周病などで歯茎が下がっている
・歯ぎしりや食いしばりの癖がある
・歯が欠けている
・ホワイトニングによる副作用

強いブラッシング圧で歯磨きをしていると、エナメル質が徐々に摩耗していきます。歯ぎしりや食いしばりの癖があると、エナメル質に傷がついたり、亀裂が入ったりすることもあります。いずれも象牙質の露出につながることから、知覚過敏の原因になります。

歯周病や加齢によって歯茎の後退は、歯根面を露出させます。歯根面にはそもそもエナメル質が存在していないことから、外からの刺激を受けやすくなってしまいます。その他、ホワイトニングの副作用によって、一時的な知覚過敏が生じることもあります。

◉知覚過敏の治療方法

歯科医で知覚過敏と診断された場合、まず選択されることが多い治療法が『薬の塗布』です。

知覚過敏はエナメル質が傷つき削れ、象牙質が露出し、象牙質に刺激が加わる事で「歯がしみる」症状へ繋がるため、露出した象牙質を薬で覆う事によって外部からの刺激を遮断し、「歯がしみる」症状を抑える効果が期待できるのです。

この場合に使用される薬の代表的なものが、「フッ化物が配合された薬」ですが、「レジン(樹脂)・歯科用セメント」など、薬ではなく物理的に象牙質をカバーするコーティング材を使用することもあります。

ちなみに薬の塗布の場合、1回だけでなく数回、塗布しなければ効果を得られない事もあり、「レジン(樹脂)・歯科用セメント」などのコーティング材を使用する場合は日常の歯磨き(ブラッシング)によって必ずコーティング材が擦り減っていってしまうので、数ヶ月ほどで効果がなくなってしまうことが普通です。

ただその間に「歯の再石灰化(唾液に含まれるカルシウムやリンが傷ついた歯(エナメル質)の表面にくっつき歯(エナメル質)を修復する)」がうまく進めば、薬の効果がなくなったり、コーティング材が擦り減ってなくなってしまっても「歯がしみる」症状は出なくなり、結果、知覚過敏が治ることも十分期待できるのです。

【最後に】

知覚過敏の確実な予防法はありません。健康な歯肉でも加齢によってある程度歯肉が退縮することは避けることができません。歯の根部の象牙質の露出を防ぐには歯周病の予防に努めることと、歯肉の退縮が進みやすいような不適切な歯みがき法をしないことです。またプラークが付着した状態が長く続けば、歯の表面が酸により溶けて、知覚過敏が起きやすくなります。この場合にはむし歯も進行しやすくなります。

以上のことを考えれば、歯周病とむし歯の予防が、知覚過敏の予防につながるのは明らかです。

知覚過敏と同じような症状、すなわち冷たい水で歯がしみるといった症状は、むし歯がある程度進行した場合にもみられます。また歯に亀裂が入っている時にも、同じような症状がみられることがあります。このような症状のあるむし歯の場合には、早く治療をする必要があります。また、亀裂が入っている場合も早く対応することが大切ですが、その歯を残して使うことが難しい場合もあります。自分では知覚過敏であるのか、むし歯などによる痛みであるのかは分かりにくいですから、早めに歯科医院で受診することをおすすめします。

補助用具の必要性と種類について

2023年07月22日

おはようございます☀️

歯科助手・TCの髙橋です!

最近の暑さに皆さんも参ってしまっていませんか?💧

暑さを乗り切れるようにがんばりましょう!

今日は歯科での補助用具の必要性と種類について話していきます!

そもそも補助用具とは何か知っていますか??

補助用具とは、歯ブラシだけでは磨けない場所や磨き残しの多い場所をきれいにするために使用する道具です🪥

例えば、

・フロス(糸ようじ)

・歯間ブラシ

・ワンタフトブラシ などがあります。

歯科のある報告によると、プラーク(歯垢)除去率は歯ブラシだけだと61.2%ですが、歯ブラシに加えて上記の歯間ブラシやフロスを併せて使うと84.6%まであがるそうです!

フロス(糸ようじ)1番聞き馴染みのある言葉ではないでしょうか?

フロスとは隣り合っている歯と歯の間、歯ブラシが届かない場所の汚れをこすり取ってきれいにするもので、糸タイプとホルダータイプがあります!

当院でも実際に糸タイプとホルダータイプの販売をしています!

左の『フロアフロス』はなんと384本の繊維で作られていて汚れがゴッソリ取れます!

ちなみに私も愛用しています

右の『フロスユ〜』は柄つきで扱いやすく、フロス初心者の方におすすめです🔰

次に歯間ブラシは歯と歯の間、歯と歯ぐきの間に隙間がある場合に使用します!

当院でもさまざまな歯と歯の隙間に使用できるよう各サイズ取り揃えています!

最後のワンタフトブラシは逆にみなさんあまり聞き馴染みがないのではないでしょうか?

ワンタフトブラシとは、奥歯の溝(噛む面)や奥歯のさらに奥、生えかけの親知らずなど普通の歯ブラシが届かないところを磨くことができるブラシです!

ワンタフトブラシは普通の歯ブラシより毛が密集しているため、磨くときは優しく細かく動かすようにすることがポイントです!誤った使用を続けると、歯茎が下がってしまう原因にもなってしまいます💧

補助用具を使用することで、

・歯と歯の間の歯垢除去効果がアップ!

・虫歯や歯周病の予防になる

・口臭予防や改善につながる

・虫歯や歯周病、詰め物などの不具合を早期発見できる

つまりかなり必要性が高いものなんです

さらに当院では補助用具だけではなく、

・歯磨きの前に使用し、お口の中のタンパク分解・強力洗浄ができるポイックウォーター

・歯磨き後に歯のエナメル質表面にフッ化物を作用させて、虫歯を予防するフッ化物

・歯科医院専売品のモンダミン などの洗口液も豊富に取り揃えています!

当院に足を運んでいただいた際にはぜひ物品コーナーをのぞいてみてください!

また、分からないことはスタッフへお聞きください!

TCHについて

2023年06月24日

皆さんこんにちは!歯科衛生士の嶋です。

今回は歯列接触癖(TCH)についてお話をしていきます。

TCHとは?!
「Tooth Contacting Habit」の略で食事以外で上と下の歯を接触させる癖のことです。つねに首や肩が凝っている、口を開けるときにあごの関節の音がしたり開けると痛いという方の多くにTCHはみられます。

 

食事で物を噛むとき以外は上下の歯は触れないのが正常で、リラックスした状態では上の歯と下の歯は1~3mm程度離れているのが良い状態とされています。

このことをお伝えすると「口を閉じるときは咬んでいるのが普通なのでは?」と驚かれる方が結構いらっしゃいます。何もしていないときの口の状態なんて意識したことがないという方のほうがはるかに多く、気づきにくいものです。

 

ここでTCHがあるかどうか確かめるための簡単なテストがあります!
ぜひ皆さん試しに行ってみてください!
上下の歯を当てずに5分間、口を閉じてみてください。つい咬みたくなる、なんだか落ち着かないという方は普段上下の歯を当てている、つまりTCHの可能性があります。

このTCHは頻繁に歯をあてている何気ない癖ですが、特に強く咬まずにとも歯が当たっているだけで多くの不調をもたらすことが分かってきました。上下の歯が正常よりも長い時間接している、ただそれだけのことが多くの問題を引き起こします。

 

上下の歯の接触している時間は1日のうちどのくらいだと思いますか?!
1日20分以内が正常と言われます。

この時間は食事の際に食物を咀嚼して歯が触れる時間を含みます。咬んでいる時間が長くなると様々な症状が現れます。

 

歯や全身への影響で以下の症状があります。

・歯が激しく擦り減る
・歯に亀裂が入る
・歯と歯茎の間が下がり歯がしみる
・歯の詰め物がよく取れる
・頬の内側に圧痕がある
・舌がギザギザな形をしている
・歯が当たっているときには歯の根を支えている歯根膜が圧迫されるため血流が悪くなります。歯根膜の血流障害が続くと歯の知覚過敏や咬合痛(咬むと痛い)、歯が浮いた感じがする
・歯根膜の血流障害は歯周病の進行を早める
・歯が接触することで顎関節が圧迫を受け、顎関節の血流が障害されることで顎関節症の原因にもなる
・歯が当たるときには例え軽く当たっただけでも口を閉じる筋肉は緊張する、口を閉じる筋肉が緊張している時間が長くなると連携して働く首や肩の筋肉も緊張してコリが生じやすくなる

まずは認識することが大切です!
歯ぎしりやTCHは無意識に行なっていることが多いため、症状が重くなるまで気づけなかったり、そもそも歯ぎしりやTCHが原因であることを認識されていない方も少なくありません。
そのため、まずは自分が歯ぎしりやTCHをしているかどうかを認識し、把握することが改善のための第一歩となります。

 

【対策】
・日常生活で無意識に歯ぎしりや食いしばりをしている方は、自分が無意識にTCHをしてしまっている場所や見えるところに張り紙(歯を離す)をします。

・就寝中の歯ぎしりから自分の歯や被せ物などを守る手段として、歯ぎしり用のマウスピース(ナイトガード)を装着して防ぐ方法があります。
マウスピースを歯に装着して寝ることで、歯ぎしりによる過剰な力をマウスピースが分散します。
歯ぎしり用のマウスピースは歯医者にて保険診療内で作成することができます。

当院では、患者様の状態に合わせたアドバイスや治療を提供しておりますので、TCHで何か気になる症状がございましたら当院へお問い合わせください!

親知らずの抜歯について

2023年06月17日

院長の佐藤です。

本日は、親知らずの抜歯について、歯科医師側的な事を書いてみます。

親知らず、特に下の抜歯は、とても深い口の奥にあり、神経や血管が近くを走行しているため、非常に難易度の高い手術です。

そのため一般的な歯科医院では、親知らずの抜歯を行っていない場合もあります。リスクが高い割に、痛い、腫れるなどデメリットが大きく、医院のメリットがほとんどないのもあります。

私自身は、下の親知らずの抜歯は現在行なっていません。

何故行わなくなったのか、その理由をお話しします。
私は卒後大学病院の口腔外科に所属していましたので、年間1000本を越える抜歯を行ってきました。とんでもなく難しい抜歯も多々ありましたので、ほとんどの親知らずは抜ける自信があります。大学病院では、抜歯後、腫れて痛い中で消毒に来てくれる患者さんは、いつも感謝の言葉をくださいます。

開業後、抜歯の技術が身についているため、親知らずの抜歯が必要な患者さんは、大学病院へ紹介はせず、当院で抜歯を行っていましたが、同じように抜歯しても、消毒の際に、思ってた以上に痛い、腫れた、などと言われることが多く、感謝の言葉をいただく事はほとんどありません。

そこで、私は何故だろうと考えました。
当院で抜歯する場合、初診後、私の予約で次の回ですぐに抜歯できます。CTが必要な場合でも、抜歯当日に撮ることが出来ます。

大学病院では、紹介後、再度初診で受診していただき、その際にレントゲンを撮り直し、数枚にわたる抜歯の承諾書を30分程度かけて説明し、サインをいただく。その後、もしCTが必要な場合は、別日でCTだけを撮りに来ていただく。その後に抜歯ですが、私のような新人でも、予約日は3ヶ月以上先になります。ご存知の通り、大学病院は、予約時間を過ぎてお待たせすることが多々あり、受付からお会計までかなりの時間を要します。
消毒、抜糸も同様です。
親知らず一本抜くのに、患者さんはかなりの労力を要します。

私は、その不便さを、当院で抜歯する事により簡便化出来るため、患者さんにとってメリットが大きいと思い、抜歯を行ってきましたが、実は逆だったのです。

簡便に出来るからこそ、抜歯の大変さが伝わらず、抜歯後の大変さに驚き不満につながる。
抜歯をするまで大変だからこそ、抜歯後に大変でも感謝に繋がる。
同じ行為をしていても、それまでの過程により感じ方は大きく異なることが分かりました。

ですので、大変で煩雑でも、当院で抜歯するよりも紹介して口腔外科病院で抜歯してもらった方が、我々、患者さん双方にとって良いということが分かりました。

それが、私が抜歯を行わなくなった理由です。

ただ、現在は口腔外科出身の先生が来てくださるので、患者さんのためにその嫌な役回りの親知らず抜歯を行なってくださっています。本当に頭が下がります。

患者さんが親知らず抜歯で大変な思いをして、文句の一つも言いたくなる気持ちも十分分かりますので、その分我々は、抜いてくださる先生に敬意を表し、感謝を述べたいと思います。

いつも親知らずの抜歯をしていただき、本当にありがとうございます。

院長 佐藤博章

ボツリヌス療法

2023年06月14日

こんにちは。歯科医師の堀井です。

今日は歯科医院で行うボツリヌス療法についてお伝えします。

ボツリヌス療法は美容治療のために行うイメージが強いと思いますが、歯科領域でも応用されています。

ボツリヌス菌から抽出されるボツリヌストキシンは、筋肉の過剰な収縮を抑制する効果があり、これを利用して様々な歯科疾患の治療に役立てられます。

当院では歯ぎしり•食いしばりに対して、筋肉を弛緩させることで力の影響を改善する治療を行っています。

歯ぎしりや食いしばりが強いと

・顎関節症

・歯の欠けや割れ

・インプラントや被せ物の割れ

・知覚過敏

・歯周病の悪化

・舌・頬粘膜のこすれや圧痕、口内炎

などのお口の中のトラブルをに加え、

・咬筋の肥大(エラが張る)

・頭痛・肩こり

・睡眠障害

など、様々なトラブルを生じることがあります。

現時点では、残念ながら歯ぎしりや食いしばりを効果的に抑制する治療方法はありません。

そのため、あくまでも歯ぎしりや食いしばりによる悪影響を軽減させる治療が行われており、一般的に歯科ではマウスピース(ナイトガード)を使用する保存的治療を選択します。

しかし、マウスピースを使用しても改善が認められない方や、どうしてもマウスピースに慣れない方には筋肉活動自体を抑える「ボツリヌス療法」が有効な場合があります。

 

歯ぎしりや食いしばりに対するボツリヌス治療は「噛む」ための筋肉である咀嚼筋のうち咬筋や側頭筋に注射をして症状の緩和を図ることを目的としています。

ボツリヌス注射により歯ぎしりや食いしばりを全くしなくなるということはありませんが、筋肉自体の働き・収縮を緩めることができるので、結果として歯ぎしりや食いしばりによる力の影響を少なくすることが期待できます。

睡眠中の歯ぎしりはご自身の歯を痛めるだけなく、噛むための筋肉(咬筋や側頭筋)の痛みを引き起こすこともあり、ひどい場合には肩こりや頭痛を生じる場合もあります。

寝ている間の歯ぎしりは自覚することは難しいのですが、朝起きた時に顎が疲れていたり、こめかみの痛みがある場合には歯ぎしりをしている可能性が高くなります。

歯ぎしりや食いしばりが気になる方はぜひご相談ください!

メインテナンスの重要性について

2023年04月29日

おはようございます☀️

歯科衛生士の田中です。

少しずつ暑くなってきましたね。
温度変化による体調不良には皆様お気をつけください🙇‍♀️

今回は「メインテナンスの重要性について」お話させて頂きたいと思います!

〇メインテナンスの目的

メインテナンスとは、治療によって得られたお口の健康な状態を持続させ、再発を防止することを目的としています。

お口の中の健康を維持していく上で、歯ブラシや歯間ブラシ、フロスなどのセルフケアはもちろん大切です。ですが、セルフケアでは落としきれない歯石などを取り除いたり、定期的に歯茎の状態を検査して確認することは、メインテナンスに通わなければ行うことができません。

つまり、メインテナンスはお口の中の健康を維持していくためには欠かせません

また、メインテナンスの内容はクリーニングだけではなく、お口の中の健康を維持するためのモチベーションの上がるお話や歯ブラシでの歯磨きの仕方など、お口の中をきれいにするための指導も主な内容となります。ここで正しいお口の中の知識や磨き方を学ぶことで、セルフケアの質が大きく上がり、ご自宅でも歯周病やむし歯の予防を積極的に行うことができるようになります

さらに、必要に応じてフッ化物塗布などの予防措置もメインテナンスで行うことができます🪥

〇メインテナンスの間隔

先週の医院ブログにもあった通り、当院ではメインテナンスの間隔を患者さんのお口の中の状態により決めさせて頂いております。

お口の中の状態が健康な方でも3ヶ月ごと、歯周病や歯肉炎がある方やそのリスクが高い方は、お口の中の状態により12ヶ月ごとにご来院頂くことをおすすめしております。

また、3ヶ月以内の期間で来院して頂ければもしむし歯が発生しても大きくなる前に発見することが可能になるため、むし歯の早期治療にも繋がります🦷

このように、メインテナンスはお口の中の健康を保つためにとても大切です。定期的にメインテナンスに通い、お口の中の健康を一緒に維持していきましょう!

 

 

(さらに…)

TC(トリートメントコーディネーター)について

2023年03月25日

こんにちは☀︎

歯科助手・TCの髙橋です☺︎

最近は日中の日差しも暖かくなり、花粉に悩まされている方も多いのではないでしょうか?

早いところでは桜も開花していますね🌸

そんな本日はTCについてお話をしていきます!

そもそもTCとは何なのか?と思っている方が多いのではないでしょうか?🤔

皆さんは治療をする時、『内容』や『費用』どのくらい『期間』がかかるのか気になりませんか?

また、 Dr.以外に医院でしっかりとした説明をしてくれる人がいることをご存じですか?

最近では取り入れている医院も増えてきていますがあまり耳にしたことがない方も多いと思います。

TC(トリートメントコーディネーター)とは治療者と患者様双方にとって満足のいく治療を進めるための調整を行い、双方の『架け橋』のような役割を担う人材です!

米国では(クラークとも呼ばれる)名称として確立されています。

日本には資格認定を行っている『日本歯科TC協会』があり、

  • 患者コミュニケーションの専門家として、高付加価値提案ができる人材
  • 予防や最新治療についての知識を備えた人材
  • 歯科医院院長の片腕として経営に参画し、経営面において活躍ができる人材

以上のTC人材像が挙げられています。

歯科に関わる最新知識や情報、医院で取り扱っている補綴物の種類や違いなどは患者さんに説明するためしっかりと把握しておかなければなりません。

TCは『チーム医療』のまとめ役として、スタッフみんなの中心として活躍できる資格です!

当院には現在4人のTCが在籍しています👩🏻

私たちはカウンセリングで患者様のお悩みやご希望などを丁寧にお伺いしてきちんと理解し、おすすめの治療法、最適な治療を提案するカウンセリングを心がけています!

治療内容について詳しい説明を受けたり、気軽に質問や相談が可能ですので、心配・不安、緊張が軽減されれば幸いです😊

またカウンセリングをする前には実際にDr.とミーティングする時間を設けて情報共有を行っています!

治療について何か気になることやお話したいことがあれば気兼ねなくTCにお声掛けください!

CRについて

2023年02月25日

皆さんこんにちは!歯科衛生士の嶋です。

寒気も少しずつ緩み始めましたが、いかがお過ごしでしょうか?

皆さん、歯医者さんでよく耳にする「アルファベットの略語」や「数字」など、「何のことなんだろう」と、気になったことはありませんか?!

そこで今回はその中のひとつ、略語を選んで、ご紹介したいと思います。
それは「CR(シーアール)」です!

「CR」はコンポジットレジン(composite resin)の略語で、セラミック粒子と合成樹脂を合わせた白い修復用素材(プラスチック)のことを意味します。

「CR」のほかに、「レジン」とも呼ばれています。

主に、むし歯の治療で使われるCRですが、銀歯のように型をとる必要もなく、むし歯を削り取った穴にペースト状のCRを歯に詰め、特殊な光を照射して硬化させるため時間がかかりません。

このような治療をしたことがある!と、思い当たる方も多いかもしれません!

次は、CRのメリット・デメリットについてお話ししていきます!

【メリット】
・見た目と機能の回復

・型取りを必要としない

・1日で治療を終えられる

 

【デメリット】
・噛み合わせによってCRの強度が変わる時があるため、いずれか破折したり摩耗したりする可能性がある

・経年の劣化で着色や脱離をすることがある

 

次は、治療の流れについて簡単に説明をしていきます!

1.虫歯になっている部分を削る

2.専用の接着剤とペースト状のレジンを削った部分に詰めていく

3.レジンを固める為に、特殊な光を照射する

4.固まったら形を整えて、表面をキレイに仕上げる

噛み合わせが良ければ治療終了となります。

CRの治療した部分は、どこが虫歯だったか分からないくらいとてもきれいです。

 

むし歯は小さいうちに発見できれば、CRで治療することができます。しかし、そういった小さなむし歯は自覚症状がない事がほとんどです。自身ではなかなか気づくことができず、痛くなった時には大きなむし歯になってしまっていることもあります。

そこで大切なのが、定期的な歯のチェックです!むし歯を早期発見できれば削る量も最小限で済むので、「歯の寿命」という意味でも、早期発見・早期治療はとても重要です。メンテナンスは欠かさずに受けるようにしましょう🌟
歯科衛生士がお口の健康をサポートさせて頂きます!

当院ではCRの保険診療と自由診療を行っています!上記の説明からどんな違いがあるんだろうと思う方もいらっしゃると思います。その治療の違いやお口の中で、これ虫歯なのかな?等気になる症状があれば、是非当院にご相談下さい!
患者様のお口の状態に合わせて、治療方針を詳しく説明をさせて頂きます。

歯の白濁

2023年02月4日

こんにちは、歯科医師の堀井です。

今回は歯の白濁についてのお話です。

歯の表面の白い斑点の見た目が気になるというお悩みをお持ちの方はよくいらっしゃいます。
これは歯科での治療が可能です。

歯の表面が白っぽく見える状態はホワイトスポット(WHite Spot Lesions)とも呼ばれます。

ホワイトスポットの原因には大きく
・初期のう蝕
・エナメル質形成不全症
2つの原因があります。

初期う蝕が原因の白斑は表面がザラザラしていて、光沢がない場合が多く、虫歯以外が原因のものは通常の歯の様に表面がツルツルしている傾向があります。

初期う蝕は、歯の表面に汚れが溜まった状態が長く続き、その下の歯の表面が徐々に溶かされてしまうことが原因で白濁が生じます。
これは歯磨きがし難い歯の根元付近によく見られます。

初期う蝕による白濁は何も対策をしなければ虫歯が進行してしまいますが、歯科医院でしっかり対策をすれば進行を止めることができます。
ご家庭では飲み物を含めた食生活の見直し、歯磨き方法の改善をおこない、虫歯の進行を予防します。
歯科医院では歯のクリーニングやフッ素塗布を行います。

エナメル質形成不全は、歯の表面のエナメル質が生まれつきうまく作られないことで、白く白濁したり茶色くなったりします。
名前の通りエナメル質の形成が不十分なため、その部分の質が弱くなります。

これは永久歯にも乳歯にもみられます。
小さな頃からずっとある白い斑点模様のものは、エナメル質形成不全の可能性が高くなります。

エナメル質形成不全の原因を大きく分けると、遺伝子に起因するものと遺伝子に起因しないも
のに分かれます。

前者は遺伝性エナメル質形成不全症で、すべての歯に症状が見られます。

後者はエナメル芽細胞という、エナメル質を作る細胞の機能が障害されたために引き起こされるエナメル質減形成、あるいは石灰化不全のことを言い、総じてエナメル質形成不全と呼ばれています。

局所的な原因としては乳歯を転んでぶつけたり、根っこの先に炎症がおきたことがあると後から生える永久歯に影響を及ぼすことがあります。

白濁の治療法は従来までは、予防処置を行うか、歯を削って被せ物を作るかまたはコンポジットレジンと呼ばれる詰め物をするしかありませんでしたが、アイコンという新しい治療法では歯を削らずに治療し見た目を改善することができます。

アイコンは、酸によってミネラルが溶け出したしたエナメル質に薬剤をしみこませることによって、歯を削ることなく白濁を改善することができます。

また、アイコンはエナメル質を補強して酸性になるのを防ぎ、ホワイトスポットの再発を防止する効果もあります。
ご興味のある方はぜひご相談してください。

MAT矯正Systemについて

2022年11月7日

こんにちは!
歯科助手・TCの髙橋です☺︎
最近は朝晩と日中の寒暖差があり、風邪をひきやすくなってしまう時期だと思いますが、みなさんしっかり風邪対策をしていますか?

今回は当法人で行っているMAT矯正Systemについてお話をしていきたいと思います!

MAT矯正Systemとは、当法人独自の矯正システムで、
M:Myofactional
A:Anatomical
T:Therapy の略称になります。

歯並びは遺伝もありますが、
それよりも実は「環境」のほうが大切なんです!
虫歯の予防ができるように、歯並びが悪くなることを事前に予防することができます!
当法人では子供の歯並びと体の成長に大きく関係があると考えています。
「歯並びがガタガタ」
「お口がポカンと開いている」
「アレルギーや鼻炎に苦しんでいる」
これらのことに対して
矯正治療を通してアプローチしていきます。

MAT矯正システムは通常の小児矯正と比べて
・痛みが少ない
・抜歯の必要性がない
・お口のケアができる
・原因から改善していくので歯並びは後戻りしにくい
といった多くの違いがあります。

また歯並びが悪くなる根本的な原因は、お口周りの筋肉の使い方です。
これらはトレーニングを行わないと改善しません。
歯並びが悪くなる原因としては、以下の点が考えられます。
・口呼吸

・舌癖

・逆嚥下
 

上記によって引き起こされる「結果」が「悪い歯並び」となります。
歯を直接動かすのではなく、悪い歯並びになってしまう「原因」をオリジナル装置やトレーニングで改善していきます!

当法人では毎週金曜日理事長の佐藤が「歯並び相談会」を実施し、矯正治療システムでどのように歯並び改善をしていくのかお伝えしています。

矯正治療について気になる方はぜひスタッフにお声掛けしてください!🦷

個別相談へのご案内

診療時間
午前: 9:00~13:00
午後:14:30~18:00
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