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親知らず 抜歯の難易度

2017年12月10日

皆さんこんにちは!
管理栄養士の青木です(^^♪
段々と寒くなってきました。年末の大掃除の準備などは着々と進めていらっしゃいますでしょうか。
私は1日でまとめてやるタイプです。( ̄▽ ̄;)

さて今回はそれぞれの生え方と歯の形状と、難易度の関係を解説します。
親知らずは生え方によって抜歯の難易度が異なってきます。

真っすぐタイプ

真っすぐ生えている場合でもあごの奥にそれ以上のスペースが無い場合は、抜歯しなければならないこともあります。
通常の奥歯の抜歯と同じか、やや高めの難易度になることが多いです。


真っすぐ生えていれば、奥歯と同じように抜歯が可能です。

斜め(半埋伏)タイプ

親知らずが歯茎の表面に対して斜めに生えてしまい、手前の奥歯にぶつかって移動することができないタイプです。
下の歯の親知らずで頻繁に見られますが、上の親知らずでは稀です。


親知らずのトラブルで最も多いタイプです。歯の一部を削って分割することが多いです。

水平埋伏タイプ

親知らずが完全に倒れ込み、前の歯の根の部分を横から押すような感じで生えてしまっているタイプです。
ほとんどが下あごで起こります。抜歯にはあごの骨を少し削ったり、親知らずを割って2~3個に分離してから取り出したりと、難易度は高めです。上の奥歯の親知らずではあまり見られないです。


水平埋伏では、骨の一部の削
除と歯の分割が行なわれることが多いです。

以下の道具を使って骨を削ったり歯を砕いたりします。
ゼックリアバー

通常のバー(歯を削る道具)よりも削る部分が長く、目も粗くなっております。

破骨鉗子(はこつかんし)

砕いた歯を取り出す際などに使います。

どのタイプの親知らずかは事前のレントゲン撮影ですぐに分かります。
これ以外にも抜歯の難易度に影響を与えることを、次の項目でご紹介します。

生え方だけではない抜歯の難易度を上げる要素

親知らずは生え方だけではなく、歯の形や炎症の有無によっても抜歯の難易度が変わります。

歯の形態
親知らずの形が原因で苦労することがあります。親知らずは未熟な形も多く、抜歯する方向に逆らうように歯の根が開いていたり、引っかかる部分があったりすることがあります。抜歯して初めて確認されることも多いのです。

あごの開き具合
あごが大きく開けられない場合、抜歯の器具が奥まで届きにくく医療がスムーズに行かないこともあります。
治療に時間がかかることが多くなります。

下あごの血管神経
歯の内部の神経ではなく、下あごの骨の中にある太い神経と血管も考慮の必要があります。横向きの親知らずは、この血管神経の近くにあることが多いため、抜歯時にどうしても神経が刺激されるリスクが高くなります。

炎症
炎症があると麻酔が効きにくかったり、出血が起こりやすくなります。

親知らず抜歯のリスクが高い場合は、入院して全身麻酔下で複数本の親知らずをまとめて抜歯することを勧められることもあります。

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