誰(´・ω・`)?
2017年06月11日
歯科衛生士の二之宮です。
誰(´・ω・`)?
日本人“初”の歯科医師の小幡英之助さんです。
現在、約104,000人の歯科医師かいるそうですが、そのスタートをきったのが小幡英之助さんです。
米国人歯科医師セント・ジョージ・エリオットから西洋式の最新歯科技術と知識を学び、1874年(明治7年)医制の公布の後、第1回目の医術開業試験に「歯科」として受験し合格した。このため、西洋歯科医学に基づく日本初の歯科医師と言われるそうです。
(医籍に登録されているので、正しくは、最初に歯科を専攻にした医師であって、歯科医師ではないそうですが…)
医術開業試験というのは今で言う医師国家試験のことらしく、この小幡英之助さんはその試験を医科としてでなく、あえて自ら歯科として受験したと言うところが特異的な部分。
日本の歯科はそれまでは歯科医療は医師が行ったり、庶民は江戸時代から続く「入歯師」、「歯技師」などと呼ばれるの金細工や木工細工を職業とする人に診てもらう事が一般的でしたが、今の中央区銀座五丁目で歯科診療所を開業し、日本人の体格に合った「小幡式治療椅子」を開発するなどして、草創期の西洋歯科学の発展に大きな足跡を残した人物として有名です。
歯科と聞くと、治療方法などに関心が向きますが、こんな雑学にも興味を持って頂けると楽しいかなと思います♪(´ε`*)